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きままな個人開発ブログ
予算10万円。OPHION(Mini-ITXケース)ならデスクの上にもおけるハイスペックPCが作れる
2020/09/21#Mini-ITX
ノートPCでUnityをやっていると時折CPU使用率がスパイクするのでデスクトップPCを購入しようと思ったのですが、可能な限り小型化したかったので自作することにしました。

価格表記箇所は2020/09/21時点のものになります。

スペックの優先度

  • CPU: 可能な限りマルチコア数が多いもの
  • メモリ: 32GB
  • GPU: 一旦安いものでも良いが後々ミドルレンジのグラフィックカードに切り替えられるように

Unity Editor自体もマルチコア対応しているようなので一番優先するのはCPUにしました。Will the Multicore-CPU improve the performance of Unity Editor?

メモリはUnity単体なら16GBでも問題ないと思いますが、ほかツールを並行して使うことになると思うので32GBは必要そうです。

参考: マウスコンピューター Unity推奨パソコン

PCゲームを存分に楽しみたいミドルゲーマーにお薦め

モデル名:G-Tune EM-Z

WEB販売価格 159,800円

  • OS Windows 10 Home 64ビット
  • CPU:インテル® Core™ i7-9700K
  • GPU:GeForce® RTX 2060 SUPER™
  • メモリ: 16GB PC4-21300
  • M.2 SSD: 256GB NVMe対応

Mini-ITXのケース選び

一番譲れないのはサイズ感です。iGPU(CPU内臓のGPU)のみでよいならMac miniのようなベアボーンも選択肢になったのですが、グラフィックボードや排熱を考慮するとある程度大きくはなってしまいそうです。

一番条件が近いBTOでは20L程度のサイズ感でした。

上記より小さくできるMini-ITXケース

どちらとも13インチ(330mm)までのグラフィックカードが(付属のRiser cable経由にて)搭載できます。RVZ03のほうが小さくスリムなので理想的だったのですが、今回は排熱や作りやすさを考慮してOPHIONにしました。

スペック構成

CPU:Ryzen 5 3600 ¥24,480(TSUKUMO)

参考にしていたBTOで選ばれているPCは軒並みiGPU搭載CPUにも関わらず、dGPU(グラフィックカード)も搭載していました。併用のメリットは接続可能なディスプレイ数かと思いますが、最大2台あれば十分なのでRyzen 5 3600にしました。シングルコアではCore™ i7-9700KCore i7-10700を上回りつつ、金額が安いので人気になっています。また、半額程度まで値段の下がるRyzen 5 3500 ¥16,273(amazon)は6コア6スレッドですがRyzen 5 3600は6コア12スレッドになっています。用途を絞ればRyzen 5 3500も良さそうですね。

マザーボード:ASRock Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ac ¥13,691(amazon)

Mini-ITXのマザーボードはMicro-ATXよりもどうしても値段が高くなってしまいます。今回選んだB450のように旧チップセットであってもRyzen第3世代はサポートしているので安くなると思ったのですが。A520にするならASRock A520M-ITX/ac ¥14,073もほとんど変わらない値段なので選択肢になりそうです。 メモリのオーバークロックを行いたい場合はA520,B550やX570といった第3世代用のチップセットを選んだほうが良さそうです。チップセットの対応表

昔は格安マザーボードならGIGABYTEだったのですが、今はASRockが安くていいですね。

ストレージ(M.2 SSD):Crucial P1 CT1000P1SSD8JP ¥11,980(ark)

2.5インチのSSDやHDDを利用しない前提で1TBとし、特にシーケンシャル速度は気にせず容量と値段で決めました。

このブログにまとめていて気づいたのですが、ASRock Fatal1ty B450 Gaming-ITX/acではマザーボードの裏にのみスロットがあるのと、ヒートシンクが付属していない問題がありました。ASRock A520M-ITX/acにしておけば良かったと後悔しつつ差額はヒートシンクに消えそうです。

メモリ:Panram W4U3200PS-16G ¥13,429(ark)

ここは32GBにてDDR4-3200のものを選びました。DDR4-2666なら1万円程度で購入できるので、体感速度としては大きな違いを感じられるものではないですしそちらでも良かったかもしれません。

GPU:ZOTAC GeForce GTX 1650 OC GDDR6 ZT-T16520F-10L ¥14,811(TSUKUMO)

GeForce GTX 1650 SUPERもしくはGeForce GTX 1660あたりなら2万少々なのでさほど金額差はありませんが、そちらにするなら後々GTX 1660 Superあたりに変え他方が良さそうです。この辺は利用するポリゴン数で変わってきますので今はコスパ重視で選びました。

電源:玄人志向 KRPW-GK550W/90+ ¥8,055(amazon)

不要なケーブルが外れるフルプラグインであることと、電力ロスの少ない80PLUS GOLD、グラフィックカードの補助電源コネクタがあるものを選びました。

小計 ¥100,129

今回の金額計算には自作PCの構成 見積もりツールでパーツの互換性も確認しながら選びました。 実際の購入は1箇所でまとめてしまいたかったのでそこで販売しているものに引きづられた選び方になってしまっているところ(メモリと電源)もありますが、概ねコスパの良いものを選べたと思っています。

その他 放熱対策とOS

長時間使うことが多いのでCPUクーラーはTDP 140W(Ryzen 5 3600は65W)まで対応している余裕があるものを、ケースファンもCFMが大きいものを選びました。ちょっとやりすぎ感はありますが、実際に届いたら適切に冷えているかも計測してみたいと思います。

  • ケースファン(トップ用) SCYTHE KAZE FLEX 120 PWM SU1225FD12M-RHP ¥1,070
  • ケースファン(ボトム用に15mmの薄型) Noctua NF-A12x15 ¥2,618
  • CPUクーラー(トップフロー型) CRYORIG C1 V2 ¥8,633
  • Windows 10 Home 64bit(DSP版) ¥14,080

合計: 126,530

M.2 SSD用のヒートシンク買わないと。。。